背中で進むズリバイ「背バイ」はいいの?

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離乳食のお話はもちろん
わたしをつくっている価値観などを、

わたしの「言葉」にして
お伝えしています。

「わが子がぐんぐん育つからだもこころもつくる🍀」

助産師として活動しております
いかいあきです😊



先日、子育て支援の関係者に
講義をしてきました。


その中で
「最近のお子さんは
背中を床につけて進む子が多いのですが
これはいいのでしょうか?」


赤ちゃんが
背中で這うように進む動作は
「背バイ」といわれています


赤ちゃんが
背バイをしているのは
それをする理由が
あるからです


なので
とめる必要もないし
心配になる必要も
ありません



赤ちゃんは
自分が必要だと思うときに
必要な動きをして
身体を発達、成長していきます


よく言われていることが
足の力が強いと
背中の緊張が強いと
背バイをすることがある


そして
あまり知られていないのが
産まれ持った原始反射のこと


赤ちゃんはママの狭い産道を
通ってくるときに
自分で半回転しながら
ママの身体に負担をかけないように
自分の身体を回しながら細くして
産まれてきます


この時に力を発揮するのが
「ギャラント反射」
という原始反射です



「ギャラント反射」とは
背中を片側に触れると、その
触れた側に、身体を曲げる
反射のこと


ママの産道を通るときに
この反射を使って
自分の身体を回転させながら
産まれてきてくれるのです


この反射は
だいたい6か月ほどで
消失するもの


しかし
なんらかの理由で
このギャラント反射が
残ってしまうことが
あるのです


原始反射は
赤ちゃんが産まれてから
生きていくために
必要な能力として
産まれつき備わっている能力


しかし
原始反射が残ったままでは
赤ちゃんの成長・発達を
阻害してしまうもの


そして
原始反射は使用すれば
消失していくもの
なのです


ギャラント反射が残っているために
背中の筋緊張が強くなってしまったり
背中の緊張が強いと
うつ伏せが嫌いな赤ちゃんに
なってしまったりする


うつ伏せが苦手だと
前に進むズリバイができないから
背中を床につけて背バイをしている
ということなのです


なので
背バイは原始反射を消失
させている行為とも
いえるのです


赤ちゃんが
自ら発達を取り戻すように
やり直している状態なわけです


といことから
とめる必要もないし
心配する必要もない
ということ


昔のように
自然分娩が主流ではなく
現代では
様々な理由で
帝王切開を選択することも
多くなっています


帝王切開で産まれてきた赤ちゃんは
ギャラント反射を
使用する機会がないので
その反射が残りやすいとも
言われています


ギャラント反射が残っていて
背中の筋緊張が強い状態だと
寝返りやお座りなども
上手にできなかったり


離乳食を始めても
背中の緊張から
上手に食べられなかったり
します


このように
筋肉は全身全て
繋がっている
ということなのです


お子さんの発達が
うまく進んでないと
感じているママさん


一度
ギャラント反射が残っているかを
考えてみると
いいかもしれません😃





ここまで読んでいただき
本当にありがとうございました!



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