離乳食と補完食のちがいはココ。

こちらのブログでは
私が主として活動している

離乳食のお話はもちろん
わたしをつくっている価値観などを、

わたしの「言葉」にして
お伝えしています。

「わが子がぐんぐん育つからだもこころもつくる🍀」

助産師として活動しております
いかいあきです😊



日本の離乳食の定義は
「離乳とは、母乳または
育児用ミルク等の乳汁栄養から
幼児食に移行する過程をいう」
厚生労働省のガイドラインより。


つまり
赤ちゃんが母乳やミルク以外の
食べ物から栄養を摂取できるように
なるために与える食事

ってこと。


しかし
WHO(世界保健機関)が推奨しており
今の世界標準の考え方は
離乳食ではなく
「補完食」


補完食とは
母乳やミルクでは摂取しにくい
栄養素を補うための食事


赤ちゃんの成長とともに
足りなくなる栄養素を
食事でとってもいいし


食べることが苦手な子は
母乳やミルクをそのまま
飲みながら
食べることをその子のペースで
進めていけばよい

ってこと。



日本の離乳食の進め方は
時期で食べられるものが
決められている感じがして


それができていないと
わが子が遅れてしまっているような
劣等感を覚える。


また、この時期には
これを食べさせなければいけない
という思いになり
それが余計にママたちの
ストレスを増強させている
気がする。


というか私がそうでした…😅



私は
この「補完食」の考え方が
もっと
日本に広まってほしい


補完食は
赤ちゃんファースト


例えば、補完食では
「食事ができるようになるために
母乳やミルクを減らす必要はない」



よくご相談であるのが
「体重増加が少ないので
もっと食べさせるように
指導されました…」



その考えも間違っては
いないと思います


でも
赤ちゃんが
本当に食べたいと思っているかが
重要な条件


食物を食べたくない
母乳やミルクが好き
というお子さんもいます


そんな思いの中で
ママに食べさせてという指導は
食べない子にあげなきゃいけない
というプレッシャーが
ママさんを襲い掛かる


それが不安や悩みになる


赤ちゃんは成長すれば
必ず食べられるようになります


成長には
その子のペースが必ずあります


急ぐことや
早くできるようになることが
いいことでは
全くありません


それよりも
大切なことは
もっと、もっとたくさん
あります



赤ちゃんがどんなことに
興味があり
何を発達させたがっているか


食べさせれば
大きくなるという考えは
ちょっと置いといて


食物に対しても
赤ちゃんをよく観察していると


見ること、触ること、舌で感じること
臭いを感じること
赤ちゃんにとっては
食物を与えられることは
全て初体験なので
いろんなことに興味津々


食べることが好きな子は
食事をとることに
興味があり


モグモグ食べてくれると
ママは嬉しい


でも
見たり、触ったり、感じることに
興味がある子は
食べることには興味がない


そういう子も
その子の成長や発達には
とっても必要なこと


みなさん
離乳食=食べさせなければいけない
と思ってあげていませんか?


食物への
赤ちゃんの興味はどこにあるかと
思ってあげたことありますか?


WHOの考えでは
母乳やミルクで足りない栄養素を
食物から摂取する


食べることが
母乳やミルクを飲むことより
大好きになってこれば
自然と食べられるようになります


そこを
無理やり食べさせようとして
母乳やミルクの量を減らしたりして
食物をあげることで


赤ちゃん自身の
本来もっている身体の感覚や思考を
大人が操作してしまうことが
赤ちゃんの本能を
狂わせてしまっている
気がします。



焦る必要はありません。
その子のペースでいいんだよ。



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幸田町ハピネス助産院にて離乳食教室
やってます。
次回は7月17日(水)
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