離乳食のタンパク質より先に重要なこと

こちらのブログでは
私が主として活動している

離乳食のお話はもちろん
わたしをつくっている価値観などを、

わたしの「言葉」にして
お伝えしています。

「わが子がぐんぐん育つからだもこころもつくる🍀」

助産師として活動しております
いかいあきです😊



「離乳食を開始して慣れてきたら
少しずつタンパク質をあげましょう」
と、いうのが今の離乳食の進め方です


確かにタンパク質は
人間にとって不可欠


タンパク質がなければ
人間の身体はつくれないし
動かない


筋肉や皮膚や爪や髪の毛…
内臓組織、細胞も…
血液やホルモン、消化酵素も
全てタンパク質が必要


だから
食べられるようになったら
タンパク質を摂りましょう
ってのも分かります



しかし
一番重要なことが
言われてないのです



人間に必要なタンパク質は
タンパク質を分解したアミノ酸


食物から摂取した
タンパク質は
消化酵素(唾液や消化液)で
アミノ酸という物質まで分解する
必要があるのです


赤ちゃんの内臓はまだまだ未熟
消化酵素も赤ちゃんの内臓の成長に
伴って、造られるものです


なので
タンパク質をあげることよりも
食物を分解できる身体が
できているか

先に最も重要なことなんです


未熟な内臓にタンパク質を
たくさんあげて
分解できない状態で
赤ちゃんが体内に吸収してしまうと
それが全身に巡ってしまい
となり、
アレルギーなどを引き起こす
原因となるのです。


例えば
大人でも運動するときに
肉を食べるよりも
プロテインを飲んだ方が
効率よく筋肉がつきます


これは
アミノ酸の状態で
摂取しているから
分解する時間がかからず
効率がいいというわけです



大人は食物からタンパク質を
摂っても
アミノ酸まで分解できます


しかし
赤ちゃんの身体は
まだ発達途中なので
アミノ酸に分解できるかどうかは
個人差があって違ってくるのです


赤ちゃんの内臓が
どの程度発達しているかは
外からの肉眼では判断できません


では
どうしたらいいか…?


判断指標は
やっぱり身体の運動発達です


どれだけ
身体を動かせるようになっていて
消化酵素の唾液はどのくらい出ていて
など、赤ちゃんの
全体像をみて
そろそろかなーっと
少しずつ、少しずつ
あげていくことが
赤ちゃんの身体の負担にならない
ということなんです。


そして
もう一つ忘れてはいけないこと


赤ちゃんにとっての
非常に優れたアミノ酸の摂取法は
母乳と粉ミルク
です


母乳と粉ミルクには
すでにアミノ酸の状態で
タンパク質が含まれています


なので
母乳と粉ミルクは
赤ちゃんにとって
一番身体に吸収しやすい
タンパク質なわけです



まずは
母乳やミルクのアミノ酸で
タンパク質をしっかり吸収して
食物からタンパク質を分解できる
身体をつくってから
赤ちゃんには
肉、魚、豆類などを
あげるのが一番成長、発達を
促してあげられるのです。



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幸田町ハピネス助産院にて離乳食教室
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次回は6月19日(水)
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