ハイハイって自然にできるもの?
こちらのブログでは
私が主として活動している
離乳食のお話はもちろん
わたしをつくっている価値観などを、
わたしの「言葉」にして
お伝えしています。
「わが子がぐんぐん育つからだもこころもつくる🍀」
助産師として活動しております
いかいあきです😊
先日、赤ちゃんの発達は
順番に発達することが大事という
お話しをさせていただきました。
→記事はコチラから読めます。
今日は実際にあったお話しから
考えていこうと思います。
こんなご相談がありました。
「うちの子、ずっと片足のズリバイ
なんですが普通のハイハイに
自然となりますよね?」
正常なハイハイは
手のひらがパーっとしっかり開き
地面を押して、膝から下の足と股関節を
使い、膝を胸の位置まで引き上げて
前進する
この状態のハイハイは
それまでの発達をしっかり
獲得してこないと
自然にはできません
片足ズリバイやバタフライの
ハイハイやほふく前進のような
動きは、何か赤ちゃんが発達を
とばしてきているサイン
なのです
なので、相談にきてくださった
ママさんには
自然にはできないかもしれない
とお伝えして
それまでの発達の経過を
お聞きしました
すると
次にような勘違いを
していることが
発覚したのです
・首すわりは縦抱きにして
ぐらつかなくなればいいと
思っていた
・大人がお座りさせていた
・仰向けが嫌いだと思って
寝かすときも困っていた
この3つから
お子さんが片足ズリバイになって
しまったと思いました
・首すわりは縦抱きにして
ぐらつかなくなればいいと
思っていた
首すわりとは、赤ちゃんが
うつ伏せ状態から、胸と頭を持ち上げて
保ち、左右に自分の意思で動かし
どこでも止めることができる状態
を言います
縦抱きにして
ぐらつかなくなるのは
首の筋肉を緊張させて
支えてしまっている状態です
正しい首すわりの状態では
ないのです
・大人がお座りさせていた
赤ちゃんがお座りの景色を
覚えると寝ているときとより
景色がいいため、機嫌が
よくなります
しかし、ココが落とし穴
大人がお座りさせる
→視界が広がり、機嫌がいい
→おもちゃ発見!欲しい!
→ハイハイできないから
取りに行けない
→おもちゃが欲しいと泣く
→ママがとってあげなければ
泣き止まず
という一連の流れが
できてしまいます。
この状態は
赤ちゃんの発達から考えると
最悪パターン。。。
・泣けばおもちゃが手に入ると思う
→動きたいという意欲を低下させる
・ママも毎回かまってあげられないため
親子でイライラ増加。
・背筋がしっかりできてない状態の
お座りは、背中の緊張を強めてしまう
ということになります
・仰向けが嫌いだと思って
寝かすときも困っていた
早くからの縦抱きやお座りで、
大事な発達のステップをとばして
育ってしまうと、首や背中の
筋肉がガチガチに固めて、
赤ちゃんが安定させようと必死に
なっているのです
その結果、仰向けに寝かされると
背中の緊張が違和感となり
寝かされることがイヤで
泣いて表現している状態
これがいわゆる
赤ちゃんの背中スイッチです
背中スイッチが発動している
お子さんは背中が緊張してしまい
リラックスして寝られなく
なってしまっているのです
ママさんには
今のお子さんはこのような
状態というお話しをして
とにかく身体の緊張を
ほぐしてあげるように
説明しました。
赤ちゃんの筋肉は
ゆっくり、ゆったり触って
あげることですぐに
緩みます
そして
その緩んだ状態が
一番発達しやすい状態に
なるのです
そのママさんに
自分のお子さんの背中を
うつ伏せにして触って
もらいました
そうすると
「こんなに背中が凝って
しまっているんですね」
と、わが子の背中の硬さに
ビックリされていました
そうなんです
お子さんの身体の緊張は
普通に生活していると
気づけないんです
なので大切なことは
毎日お子さんの身体を
触ってあげること
緊張しているところは
ないかなと頭から足先まで
ゆっくり、ゆったり
握ったり、手のひらで
わが子の筋肉を感じて
みてあげてください
それが
赤ちゃんの筋肉を
緩める、リラックスを促す
ことにもつながります
また
赤ちゃんのとばした発達は
必ず改善できます
大人の関わり方や
接し方で改善できるのです
その子はママさんが
それから毎日全身を触って
筋肉を緩めてあげたことで
お昼寝も30分で起きてしまって
いたのが、1時間以上寝てくれる
ようになり
片足ズリバイから
両手、両足のズリバイになり
正常なハイハイが
できるようになりました
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→コチラ
幸田町ハピネス助産院にて
離乳食教室やってます。
次回は7月17日(水)
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